「きみが住む星」 池澤 夏樹 (著), Ernst Haas (原著)


~紹介した「こも」(女性)さんの記録~
(2015年11月1日読書会にて)

417MDREMXAL コモ

主催者の感想というか勝手な妄想というか戯言


この本は、写真家のエルンスト・ハースが撮った写真をもとに構成されている。写真は旅先から撮影されたものとされ、それとともに愛する恋人への手紙が書かれているといったような物語だ。

あらすじを引用しよう。

内容(「BOOK」データベースより)
とうとう旅に出てしまった。離陸した飛行機から、成層圏の空が見えたとき、ぼくはこの星が好きだと思った。どうしてなのか考えて、気がついた。この星には、きみが住んでいる。きみが住む星をぼくは旅する―。男は行く先々から、沙漠やアンデスの山、喧噪の都会から恋人に手紙を送った。朝焼けに息をのみ、渡り鳥に故郷を思い、大地を讃える日々。美しい言葉と風景を、あなたに。大切な人に贈る、魂のギフトブック。(AMAZONより

紹介者曰く、手紙の中の甘いフレーズが何とも言えないようだ。

話は変わるが、旅といえば誰しも旅をしたくなるような、もしくは旅先で聞きたくなるようなこれだという音楽が一曲はあるだろう。

僕の場合だと、エレファントカシマシの「孤独な旅人」がそれだ。

とくに好きな言葉はこの部分。

風にまかせて 孤独な旅に出よう

これとともに、冒頭の歌詞、

孤独な旅人 いずれ僕ら そんなものだろう 浮雲のように ふわふわと

”浮雲のようにふわふわ”という表現が、まさに旅そのものを表しているようで、心踊らされ旅がしたくなる。

「旅行」と違って「旅」という言葉のほうが好きだ。

例えば、友達が

「昨日さあ、旅行してきたんだけど・・・・・・・」

と言ったら、

「へぇー、で、おみやげは?」

と言いたくなるが、

「昨日さ、旅してきたんだけど・・・・・・」

「えっ!!なんで??」

とどこが心配したくなる。

”旅行”だと楽いということが表出するが、”旅”だとそうはならない。

この違いはなんだろうか。

「自分探しの旅」が、もしも「自分探しの旅行」だったら、もうなにかを探せている気がする。

”旅”とは答えのなさつまりは、あてのなさを意味するのではないだろうか。

だからこそ、

「人生とは旅である」

という言葉がいまだに使われ続け、名言として残っているのだろう。

最後に、旅先で聞きたくなる曲を一曲どうぞ。「LOVE PSYCHEDELICO “These Days”」

 

おわり

本の行方


こも→→→→→n.s
きみが住む星

きみが住む星

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池澤 夏樹 エルンスト ハース
文化出版局
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