「イタリア幻想曲 貴賓室の怪人2」 (講談社文庫) 内田 康夫 (著)


~紹介した「Y.T」(女性)さんの記録~
(2015年12月05日読書会にて)

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YT

主催者の感想というか勝手な妄想というか戯言


内容(「BOOK」データベースより)
浅見光彦に豪華客船「飛鳥」での世界一周旅行の取材依頼が舞い込む。大海原へ華々しく出航する直前の浅見に「貴賓室の怪人に気をつけろ」との謎の手紙が届く。不吉な空気が漂う中、洋上の密室と化した船内でついに殺人事件が起こる。乗船客には作家・内田康夫夫妻が、そして岡部警視との競演も。浅見光彦、初の海外シリーズ。

この本は浅見光彦シリーズ初の海外を舞台にした作品、『貴賓室の怪人 「飛鳥」編 』の続編。

浅見光彦といえば、2時間ドラマの王道といってもいいだろう。

たが、僕は一度も観たことがない。

高校生ぐらいのとき、学校をサボってお昼過ぎにふとテレビをつけると、再放送でよく流れていた印象がある。だが、一度たりとも全編を観たことはない。理由としては、だいたいお決まりの流れだろうと思っていたからだ。お決まりといっても観たことがないので勝手なきめつけだけども。それから、出ている俳優が旬の人ではないということも理由の一つだ。

とはいえ、2時間ドラマで何度も放送されるということは人気なのだろう。もちろんそれ以上に小説のほうが人気なことは言うまでもない。

これを書くにあたって実際に小説を読んでからのほうがいいのだが、如何せん時間もないため、ドラマの何かを観ることにした。せっかくなので、名作を観ようと調べていたら、映画化されたものがあることを知った。

ドラマは数多く存在するが、映画化されたものは1本だけだった。しかも、監督は名匠、市川崑。これしかない。この映画を観ることにした。

レンタルで借りるのも面倒なのでオンデマンド配信されていないか検索したら、運よく自分が入会しているAmazonプライムビデオにて配信されていた。

以前は、Huluにも入会していたのだが、海外ドラマの「ブレイキングバッド」を観終わったとたんに観る機会もなくなり解約した。Amazonのほうは、オンデマンド配信以外のサービスも使えるので入会しているが、そのサービスも頻繁には利用していないので解約しようかと思っている。

そういえば、2月からはGeoでオンデマンドサービスが始まるようなのでそちらに乗り換えるつもりだ。

なぜかというと、こっちにはエロもあるからだ。

かつて、ビデオテープなるものがあったが、主流になる前はVHSとベータという規格で覇権争いが行われた。勝ったのは、VHS。理由は、エロだ。エロビデオなるもののほとんどがこっちで発売されたからだ。

つまり、今後のオンデマンド配信で生き残る会社はどうやってエロを取り入れるかで左右されるのではないかと思う。

だいぶ、いやスーパー横道にそれた。話を戻そう。

浅見光彦シリーズで、映画化されたものは、「天河伝説殺人事件」という作品で、主演は、榎木孝明。最近、30日間不食という過酷な挑戦をして芸能ニュースを騒がせたあの人だ。著者の内田康夫さん曰く、実写化されたものの中でもっとも浅見光彦のイメージにピッタリらしい。

実際に観てみると、たしかにしっくりきた。(小説を読んだことがないのでこの文章は大いなる嘘)

ひょうひょうとしながらも事件を解決していくさまは、これ以降の事件解決ドラマに少なからず影響を与えているのではないかと感じた。

例えば、僕が好きな作品でオダギリジョー主演の「時効警察」なんて作品があるがテイストは一緒だと思う。

時効警察 DVD-BOX

浅見光彦は、泣いたり叫んだりといった感情を露わにしない。いつだって冷静だ。一方、それ以外の人物はあたふたする。事件の当事者しかり、それを追う警官などなど。こういった構図だからこそ、浅見光彦の存在感が際立つものとなるのだろう。

そんな、浅見光彦だが最後には・・・・・・・。(ネタバレになるので、これ以上は書けない。思わず泣いてしまう演出だった)

最後に、忘れてはならないのが市川崑が手掛けた映画だということ。推理映画の名作金田一耕助シリーズの「犬神家の一族」の監督でもある。だから、金田一耕助と浅見光彦の映画はどこがどう違うか見比べてみるのも一つの楽しみかもしれない。

ちなみに、wikipedia情報だが、

浅見光彦は、名家の次男坊で、ブルゾン姿でトヨタ・ソアラを乗り回すという「清潔かつスタイリッシュにしてフランク」が特徴で、金田一耕助は「変わり者でアナーキーかつ不潔」という違いがあるようだ。

おわり

本の行方


Y.T→→→→→げん

 

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