「13階段」(文春文庫) 高野 和明 (著)


~紹介した「E.S」(女性)さんの記録~
(2015年12月05日読書会にて)

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主催者の感想というか勝手な妄想というか戯言


「13階段」は、この回の交換読書会で自分のもとにやってきたもの。

著者、高野和明氏。以前の交換読書会で、高野氏著の「ジェノサイド」という作品が紹介されたことがある。

このときにも書いたのだが、小説を書く前は映画監督の岡本喜八氏のもとで働いていたそうな。実際、「13階段」のあとがきで、岡本氏とのエピソードが綴られている。

さて、自分には小説の師匠はいませんでしたが、映画作りの師匠はいました。『独立愚連隊』や『日本のいちばん長い日』『肉弾』『大誘拐』などの作品群で邦画史にその名を轟かせた鬼才、岡本喜八監督です。(「13階段」あとがきより引用)

「13階段」の内容は、以下の通りだ。

内容(「BOOK」データベースより)

無実の死刑囚を救い出すために与えられた期限は三ヶ月、報酬は一千万円だった。不可能とも思える仕事を引き受けた二人の男に待ち受けていた運命とは―手に汗握る展開と、胸を打つ驚愕の結末。現代社会の罪と罰を問い、圧倒的なサスペンスで読書界を震撼させた江戸川乱歩賞受賞作。『十年ぶりの後書き』収録。

三幕構成がしっかりとしているからなのか、すんなりと物語に入り込むことができ、あっという間に読み終えることができた。岡本喜八氏のもと学ばれていたということだけあって、映画的な小説だった。

謎解き要素がある作品なので、物語が進むにつれて、「そういうことだったのね」とあたかも分かりきった気分になるかもしれないがそんなことはない。裏の裏をついてくる。「えーー!!」の衝撃度は半端なかった。

そして、最後はテーマがテーマなだけあって”人の命を奪うとは”ということを考えさせられた。

おわり

本の行方


E.S→→→→→みずしま
13階段 (文春文庫)

13階段 (文春文庫)

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高野 和明
文藝春秋 (2012-03-09)
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