「インパラの朝―ユーラシア・アフリカ大陸684日」 (集英社文庫) 中村 安希 (著)


~紹介した「フミ」(女性)さんの記録~
(2015年12月26日読書会にて)

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主催者の感想というか勝手な妄想というか戯言


「インパラの朝」は、ジャンルでいうとノンフィクションである。2009年には、「開高健ノンフィクション賞」を受賞している。著者は、中村安希という女性の方。この本は、旅をしながら書いていたブログをまとめたものが賞を取りデビュー作となったようだ。

内容(「BOOK」データベースより)

広大なユーラシア大陸を横断し、イスラム圏の国々を越えてアフリカ大陸へ―。絵葉書を売るカンボジアの少女に凛とした生きる意志を感じ、排他的な印象を抱いていたイランで受けた細やかな配慮に戸惑い、ザンビアでは貧富についての議論を交わす。周囲の声に惑わされず、自らの素直な感覚を頼りに47カ国を旅した著者が綴った684日間。

(ウェブマガジン「この惑星(このほし)」にて、この本についてのインタビューが掲載されているので、気になる方は是非!!)

いつかは世界中を旅してみたいなんて思ったことがある人は多くいるだろうが、実際、実行に移したことがある人は少ないだろう。まあ、僕も思ってはいるが実行に移せない側の一人なのだが、歳を重ねるにつれてそれは困難になってくる。

このような旅は、少なくとも、1年は仕事を休まなければならないので、辞表を提出してからでないと無理だろう。それに、結婚をして子どもでも生まれたらより困難になる。

だから、”若いうちに旅をしろ”なんて言葉がよく使われるのに頷ける。

よく旅をして人生観を変えられたなんて言う人がいるが、それはそういう気持ちで旅をしているから自然とそういう気分になりやすく、そうなっただけだろうなんて皮肉的感情が芽生えてしまう私は、旅をしたとて、なにも変わらない気がするが、そういうやつこそ旅をすると人生変わるなどと反論がくることも分かっている。

私が唯一旅というか行ったことのある海外はミャンマーだ。いまから、約3年ぐらい前のことだろうか。

きっかけは、自ら進んでということではなく、とある会社で行うミャンマーのプロジェクトがありその様子を動画で撮ってきてほしいとのことだった。

一応観光みたいなこともできたが、当然一人で気楽に行動できる訳もなく、とにかく早く帰りたいとずっと思っていた。だから、ミャンマーにはいい思い出がない。

※これは、仕事とは関係なく個人的に撮って適当に編集したミャンマーの動画

だけど、もし一人旅でミャンマーに訪れていたら、また違った捉え方が出来たのかもしれない。

おそらく、この”一人で”というのが重要だろう。異国の地は常にストレスフルな状況下。そこでは、孤独というものに耐え忍ばなくてはならない。だからこそ、感性が敏感になり、いままで何不自由なく生活していた中では考えられないようなことを感じるきっかけになるのだろう。

最後に、最近DVD化された「わたしに会うまでの1600キロ」の映画を紹介しておわりにしたい。

母の死に耐え切れず、優しい夫を裏切り薬と男に溺れて結婚生活を破綻させたシェリルは、母が誇りに思ってくれていた自分を取り戻すため、人生を一からやり直すために1600キロ踏破の旅に出る。極寒の雪山や酷暑の砂漠に行く手を阻まれ、命の危険にさらされながらも、その過酷な道程の中でシェリルは自分と向き合っていく。(映画.comより

本の行方


フミ→→→→→しもじ
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