「ぼくらはみんな生きている―18歳ですべての記憶を失くした青年の手記」 (幻冬舎文庫) 文庫 坪倉優介 (著)


~紹介した「にしやん」(男性)さんの記録~
(2016年01月17日読書会にて)

51BB431CG9L にしやん

主催者の感想というか勝手な妄想というか戯言


1人の老人
記憶喪失。映画や小説なんかじゃよく聞くが実際にそうなった人は私の周りには誰もいない。だが、しかし・・・・・いや、これはおいおい話そう。今回紹介された本は、交通事故によって記憶をなくしてしまった人が書いたもの。内容はこんな感じだ。
ネコ
にゃあー
1人の老人

内容(「BOOK」データベースより)
突然の交通事故。病院のベッドで目覚めたら記憶喪失になっていた。家族や友人、恋人のことだけでなく、どうやって食べるのか、寝るのか、トイレに行くことさえも忘れていた…。新しい自分と向き合いながら生きて、草木染職人として独立するまでの12年間。

ネコ
にゃあー
1人の老人
人間だれしもそうだと思うが、長く生きれば生きるほど忘れたい記憶は増えるばかりだ。ただ、それ以上に忘れたくない記憶のほうが多い気がする。

ネコ
にゃあー

1人の老人
こんなことが出来るならばなんてふと考える。それは、妻との思い出を消してもらうという事。そうすれば、悲しさをひきずって生きていかなくてもいいのではないかと思う。

ネコ
にゃあー
1人の老人
ただし、そうすると存在すら消えてしまう。いまは、記憶の中で間違いなく生きている。もちろんそれが悲しさを生むわけだが、それはそれでいいのではないかと思う。

ネコ
にゃあー

1人の老人
友人からは、はやく忘れろなんて声をかけられるが忘れたらもう2度と会えないわけだ。この先、精力が増強し私の前に縁あって素敵な人と出会えたとしても忘れようなんて思わない。

ネコ
にゃあー
1人の老人
さっき、押し入れを整理していたらこんなレコードを発見した。これを聞くとあの日のことがいろいろと蘇る。

ネコ
にゃあー
1人の老人
さて、少々戯言が過ぎたがこの本の著者は、全ての記憶を亡くしてしまったそうだ。家族、友人はもちろんのこと、食事の仕方、トイレの行き方も忘れてしまった。この場合は忘れるというよりも、消えてしまったと言ったほうが正しいのかもしれない。

ネコ
にゃあー

1人の老人
そんな困難がありながらも、いまでは草木染色の職人として立派に社会に出て働いているそうだ。

ネコ
にゃあー
1人の老人
著者は事故によっての記憶喪失で最終的には立ち直れたようだが、私の年齢を考えるとやがてボケという名の記憶喪失が訪れるだろう。

ネコ
にゃあー

1人の老人
これは厄介な問題で、いまの医療じゃ直すことはほぼ不可能のようだ。最近読んだ本だが、人間はやがて赤子のような存在に戻るなんてことが書かれていた。ある種、無垢な存在になれるわけだが、所詮老人この容貌だ。だれも可愛がってなんかくれやしない。ただの厄介ものだ。

ネコ
にゃあー

1人の老人
ここ数年、こんな感情しか生まれない。

ネコ
にゃあー
1人の老人
さて、そろそろコンビニで晩飯でも買いに行くか。
ネコ
にゃあー、にゃー、にゃーーー
1人の老人
ん?
ネコ
にゃあー、にゃー、にゃーーー
1人の老人
すでに、晩飯は食べていた・・・・・・・・・

本の行方


にしやん→→→→→春秋梅菊