「フィールドワークへの挑戦―“実践”人類学入門」(世界思想社)菅原 和孝 (著, 編集)


~紹介した「さくら」(女性)さんの記録 ~
(2016年2月28日読書会にて)

51G766HVWZL さくら

感想というか戯言というか単なるSEO対策の文章


この本は、自分の手もとにやってきたもの。前半は、菅原氏が指導した学生の論文をもとに「フィールドワークとはどういうことなのか」が書かれていて、後半は実際の論文が掲載されている。

内容(「BOOK」データベースより)
仕事・社会・コミュニケーション・宗教・異文化の5ジャンルを網羅し、40人の初々しいフィールドワークを一挙公開。技術的なノウハウから理論的な設問まで、実践的な助言を満載。フィールドワーカーのセンスを体得できる最良の指南書。

最近携わっていることがあるのだが、それは古民家再生というもの。動画を撮って欲しいとの依頼があって行っているので自分から進んでという訳ではない。なので、当初は行くのが面倒だった。田舎なるものが嫌いで、撮影機材も重いし、遠いし、コンビニとかないだろうしといろいろな理由があった。

でも行ってみると、やっぱいいもんだ。自然に癒されるなんて嘘だと思ってたが確かにそうなった。

こちらは、一番最初の動画。

こちらは、つい最近作った動画。

このプロジェクトを主催しているのが、女性の方なのだが、その人のパワフルさには圧倒される。

都会から田舎暮らしに憧れて、というよくありがちなパターンで、田舎暮らしをはじめたそうだが、やはり最初は一筋縄ではいかなかったみたいだ。詳しいことは、こちらをご覧いただければと思う。

それ以外にもフィールドワークということを意識して行っているわけではないが、あくまで個人的な遊びとして、組織及び集団・個人がどのような関係で成立しているのか、自分なりに調べてみることがある。

いまは、更新を全くしていないブログにまとめてあるのでこの際だから、メモ代わりに列挙しておこう。

・フットサル合コン、通称サルコンに行ってきた~サルコンは評判通りだった~

フットサル合コン、通称サルコンに行ってきた~サルコンは評判通りだった~

・猫町倶楽部という読書会に参加してみて~SNSとかを考えてみた~

猫町倶楽部という読書会に参加してみて~SNSとかを考えてみた~

・「正体を隠匿して欺く、ドイツゲームの集いに参加した~人狼に行けなかったので~」

「正体を隠匿して欺く、ドイツゲームの集いに参加した~人狼に行けなかったので~」

・「中野にある、”お笑いライブ スピン!”という誰でも出演できるLIVEに参加してみた」

「中野にある、”お笑いライブ スピン!”という誰でも出演できるLIVEに参加してみた」

・「イシス編集学校の編集術ワークショップに参加してきた~編集は楽しい~」

「イシス編集学校の編集術ワークショップに参加してきた~編集は楽しい~」

また、その他に区議会議員などにインタビューを行うということも3年ぐらい前にやっていた。

ことの発端は、極楽とんぼの加藤浩次がやっていた番組「加藤浩次の本気対談!コージ魂!!」というのが面白く自分も作ってみたいと思ったからだ。

そして、インタビュー相手を考えた時に、著名な人はまず無理だろう、予算もあるわけじゃないし、かといって友達にやったところで身内的なことで終わってしまうしと悩んだ。なにかヒントはないかと、ネットニュースをみると若者の投票率の低さ、みたいなことが書かれていて、自分が住んでいる区の区議会議員一覧が載ってるサイトをみてみると、

「こいつら全員胡散くせぇ奴らだなあ。いったい俺は誰に投票したらいいんだ!!」なんて思いが湧きあがってきた。

少し、冷静になり、ちょっと待てよ、区議のような人だったらある程度興味ある人もいるだろうし、予算もかからなそうだしと邪推を交え考え、企画を立ててみた。

まずは、自分の住んでいる区議に的を絞り、その中でも特定の政党に左右されないような無所属の人を選び企画を添付しメールを送った。

実際に送った企画がUSBから発掘されたのでこちらに張っておこう。

企画案(PDF)

数日後、井上温子さんという方から、まずは一度会って、どんなことをするのか確認した後でならとのお返事を頂いた。

そして、打ち合わせをし、後日撮影し完成した。

井上温子(板橋区議無所属)「地域リビングを拠点にみんの繋がりを」(書き起こし済み)

こうして、一発目は完成。当初の予定では、インタビューした人に次の人を紹介してもらってという”いいとも”システムでインタビューの無限ループ状態を作ろうとしたが、なんか頼みづらいというのもあり、再び自分から連絡を取ることにした。

今度は、無所属にこだわらず、民主党、自民党の区議にメールを送ってみた。

まあ、期待はしていなかったが、連絡はなし。ある程度支持基盤がある人は野良犬風情のオイラなんてどうでもいいだろうとふて腐れていたが、マルキューから出てきたギャルに舌打ちされてもめげないメンタリティを持っているので、さっそく次なる人へアタックすることにした。

それは、当時「美しすぎる市議」で一躍ときの人となったものの、ある問題が発覚し裁判沙汰となり辞職を迫られていた”立川明日香”さんだ。

なぜ、立川さんに連絡したかというと、単純に面白そうだからということが理由なのだが、面白そうといっても、”美人すぎる市議が辞職を迫られた”ことがということではなく、いままで経験した人生がだ。(どんな人生かというのはググればそれなりに分かると思うの省く)

メールで連絡をとってみたところなんと返信が返ってきた。前回の井上さん同様に、打ち合わせを行い、後日撮影の運びとなった。

撮影当日は、1人だと心細かったので友達1人に手伝ってもらい無事完成した。

立川明日香(元市議・思想家)「私が政治家としてやりたかったこと」(書き起こし済み)

続いての人は、もともとの知り合いで、自殺してしまった人の残された家族(自死遺族)の方たちへの支援などをしているNPO団体代表の田口さんという方。参議院選に出馬するとのことで、「じゃあ、俺いまこういうことしてるから、プロモーション用にもなるし撮らせてくだしゃい」ということで撮影させて頂いた。

田口まゆ(NPO法人セレニティ代表) 「自遺族として、国政にチャレンジした理由」

次の人は、確かtwitterだと思うが、自分の住んでる板橋区についてなにか呟いたところ、どうやらミスがあったようでそれを指摘されことのついでに「インタビューさせてケロ」と頼んだところ快く引き受けてくれた、松崎いたるさんという方。この人は、共産党の区議なので、ちょっと躊躇した。

なぜなら、もともと、宗教団体が支持基盤にあるような政党はやらないと決めていて、共産党は宗教団体がというわけではないが、そのなんというかなんとなく分かるだろう、そっち系の色が強くつきすぎてしまってもなど考えていたからだ。

でも、そんな政党に、どんなきっかけで入ったのかなど面白そうだったのでお願いした。実際、お話を聞くと、僕がイメージしていたガチガチのそっちよりな考えではなく、実は戦闘機が好きだとかいうお話が聞け楽しかった。さらに、撮影させて頂いた場所が、議会が行われる議場を使わせて頂けて、普段裸で過ごしているような僕も首筋が黄ばんだワイシャツを箪笥から引っ張り出し正装で伺った。さすが組織力のある共産党だなあなんて感動してしまった。

松崎いたる 「ミリタリープラモデル好きの軍事オタク少年が、戦争の悲惨さを知り共産党に入った理由」

続いて行ったのが、立候補して落ちた方へのインタビュー。落ちた人のほうが意外とよかったのかもしれないなんて思いお話を伺ってみることにした。対象としたのは、都議会議員選挙に僕が住んでる地域から立候補し落選した方たち。民主党、自民党、無所属の方を中心に、メールアドレスがWEBサイトなどに掲載されている、7~8人に連絡をとってみた。

すると、1名、小野塚あやかさんという方から連絡があった。この人は、僕と同い年で無所属で立候補した方だ。

選挙には金がかかるのはもちろんのことなので、余程の金持ちか、巨大な怪しい組織からの使者ではないかと思い撮影に挑んだのだが案外普通の人だった。いまは、維新の党所属で江戸川区から立候補し当選し、そこで区議として活動している。

小野塚礼佳(26歳で板橋区から都議選出馬)「ゆとり世代の私が出馬したのは?」

おいおい、都議選に出た時は、僕が住んでいる地域(板橋区)から立候補し、なんでいまは江戸川区なんだよ、それってズルくない?なんて思う人も大勢いると思うが、猫ひろしがカンボジアで国籍を取り、オリンピックに出場できるようなもんで、別に昔から住んでいるからということでなくてもいいわけだ。だから、どうしても区議になりたい(政党がその地域の地盤を固めたい場合なども)かたは、そのへんの狙い目というか、いろいろと策があるらしい。だから、調べてみると住んでまだちょっとしかたってないじゃんなんて区議も大勢いる。(一応立候補するには、在住何年だとか決まりはあるらしいが)

残りは2名なのだが、こちらは自らがオファーしてというわけではなくて、飲み屋かなんかで、「おれこういうことやってんすよ」ってな具合でショーンKばりの雰囲気を醸し出し、ピーチクパーチク言ってたところ、それならこの人と知り合いだから是非やってみれば?ということで機会を設けて頂きインタビューさせて頂いた方々だ。

まず最初は、中野区区議の石坂わたるさんという人。この人は、ゲイを公言し当選したという、日本初のオープンリー・ゲイの公職者だ。

石坂わたる(中野区議無所属) 「ゲイを公言した理由。マイノリティとマジョリティの境界線をなくしたい」(書き起こし済み)

続いては、本目さよさんという女性の人。ぼくより4~5歳ぐらい上で、割と年齢も近い。撮影した日の数日前ぐらいに、女性都議会議員へのヤジ問題が起こり、そのあたりのことを聞いてみると女性が議員として働く困難さ、それゆえに女性目線の政策が少なくなってしまうなどのことをおっしゃられていた。

本目さよ(台東区議)「女性議員の私が、政治を目ざした理由」(書き起こし済み)

とりわけ、区議会のような昔ながらの男根主義的な世界で成り立っているところはクオータ制のように無理やりでも女性議員を多くするような政策がないと改善されないだろう。

インタビューする際に必ず聞いていたのが「若い人の投票率を上げるにはどうしたらいいのか?」ということ。(まぁ、これをインタビューをしてもらうための口実として利用していたというのが本音だが)

皆一様に、明確な回答は得られなかった。

そこで、僕なりに考えてみたのだが、トランプ的な過激な考えしか出てこない。

例えば、

「50歳以上から選挙権をはく奪せよ!!!50歳以上を牢にぶち込め!!」

なんて、感じか。というか、トランプもこんな誰からも支持されなそうな発言はしないか・・・・。

漠然とした意見だが、一度政治の世界に足を踏み入れてしまうと、職業政治家にならざる得ないのではないかということだ。区議会の場合だと4年が任期なので、その間はお金が貰えるが、次に立候補し当選しなかったら無職になってしまう。(一度当選して落選した議員は何をしているのかということを、「あの人はイマ?」的な感じで調べるのも面白いかもしれない)

落選しないために、どんな活動をするかというと(あくまで自分が区議会議員だったと仮定して書くが)票が集まりそうなことを積極的に行うことだろう。それは、古くからその地域に住み社会活動をしているような人たち。その多くは、年配の方たちだろう。その人たちが行っているようなところに積極的に参加し、政策に反映させますということで、コネクションを作れれば地盤は固まるはずだ。

確か3年ほど前だったと思うが、知り合いの知り合いから、地域で行う防災訓練の様子を動画で撮って欲しいとの依頼を受けてその打ち合わせを兼ねて、ある地区の町内会に顔だしたことがあった。そこでいろいろと面白い話を聞けたのだが、例えば、「A町会とB町会は仲が悪いから絶対に協力しない」だとかそういった話だ。

ちょっと横道にそれたが、そういった町会に参加しているような若い人は誰もいなかった。その町会での話し合いは、区政を巻き込まなければ勧められないようなことも多いため、自ずとそれが地域住民の声として反映されやすい。だが、そこに若者が不在ということは、若者世代の意見なんて反映されないのは自明だろう。

だから、ただ闇雲に若い世代の意見も取り入れろというだけでなく、そういった町会のような地域とのつながりにも積極的に参加することが必要なのかもなあなんて思ったが、そんなことめんどくさいのでやりたくないし、そもそもこれから先どこでどう生活してるか分かんないし、お先真っ暗だし、とと姉ちゃんはやく観たいし、うんこ漏れそうだし、とりあえず酒飲んで寝よう。

Ate ja٩꒰。•◡•。꒱۶

本の行方


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