「国道者」(新潮社)佐藤 健太郎 (著)


~紹介した「ツダ」(男性)さんの記録~
(2016年04月24日読書会にて)

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感想いや、戯言というか単なるSEO対策の文章


この本の著者は、佐藤健太郎さん。

マニアックな本なので、そういった特殊なジャンルを専門としているフリーライターかと思ったが、調べてみると全くもって違った。なんと、元化学の研究者だ。

東京工業大学理工学研究科化学専攻・博士前期課程卒業した後に、1995年より、国内の製薬企業にて創薬研究に従事し、1998年に開設したウェブサイト「有機化学美術館」が評判になる。

2007年からは化学を中心としたライター業に専念し、2009年~2012年の間には、東京大学大学院理学系研究科広報担当特任助教を務める。そして、現在は再びフリーのライターとして活動している。

以上が、佐藤さんの経歴なのだが、えっ、なんで国道をと疑問に持つ人も多いだろう。

理由は単純だ。

「好きだから」

この一言につきるだろう。

内容紹介

人は道なしには生きていけない。毎日歩いているにもかかわらず、その存在を意識することはほとんどない。しかし、人の道同様、道にも様々な道があるのだ。興味をもって調べてみれば、表情もあり、歴史もあり、吉凶の運命さえある。廃道、酷道、登山道、階段、海に消える国道などなど形態も様々。国が定めた「国道」でさえ、目を疑うような末路を辿る道もある。わかりやすい酷道から言われなければ気づかない変な道まで、マニアを自認する筆者が日本の道の実態を浮き彫りにする。読めば読むほど呆れて、楽しい「道紀行」。

著者の佐藤さんのサイトに、目次が載っていたので以下引用。

・網走監獄のルーツとなった道(北海道・国道333号)

・竜飛崎に全国唯一の階段国道(青森県・国道339号)

・デコボコ道で昭和を体感(山形県・国道458号)

・秘湯にあった国道だけど登山道(福島県・国道289号)

・阿武隈高地の隘路(福島県・国道349号)

・ある町の海の国道(茨城県・国道6号)

・永遠の開かずの国道(福島県/群馬県・国道401号)

・わずか7メートルの最短県道(長野県道162号)

・国道になれなかった道(茨城県道14号)

・4県をまたぐ県道(茨城/埼玉/群馬/栃木県道9号)

・日本橋の小さな空(東京都・国道1号他)

・謎の永田町バイパス(東京都・国道246号)

・東京湾に消える道(千葉県/神奈川県・国道16号)

・裏街道246号の逆襲(神奈川県・国道246号)

・消えた「開かずの踏切」(神奈川県・国道1号)

・東名高速を削り取った男(神奈川県・国道271号)

・権力者のいた風景(山梨県・国道52号)

・今昔天城越え(静岡県・国道414号)

・あゝ青崩峠(静岡県・国道152号)

・伊勢神宮で終わる国道(愛知県/三重県・国道23号)

・恐るべき道、暗峠(奈良県/大阪府・国道308号)

・最古の国道は町中の「酷道」(大阪府・国道166号)

・車線を削られた阪神国道(兵庫県・国道43号)

・神戸税関前に「最短国道」(兵庫県・国道174号)

・起点が米軍基地内だった道(山口県・国道189号)

・無理矢理高地に集まる8国道(高知県・国道32号他)

・東シナ海に消えるトマソン国道(鹿児島県・国道499号)

・沖縄の「左右」が入れ替わった日(沖縄県・国道390号)

「国道系。」新著「国道者」発売中より引用

その目次の下に、佐藤さんがこのように書かれている。この文章には共感した。

筆者にとって「良い本」の条件というのは、「読み終わった後、世界が変わって見える本」だと思っています。この本は、何も画期的に目を開かされる、今後の人生の指針となるといった本ではないですが、読後にはふだん見慣れた道が「ああ、こういう理由でこうなっているのか」「よく見りゃこの道も不思議だな」とちょっと違って映るようになるのでは、と思っています。

「国道系。」新著「国道者」発売中より引用

夏休み、実家に帰ったり、旅行に出かけたりするさいに、何気なく通る道が、この本を読むことで楽しみに変わるかもしれない。

Owari ٩꒰。•◡•。꒱۶

本の行方


ツダ→→→→→かなこ
国道者

国道者

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佐藤 健太郎
新潮社
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