「命売ります」(ちくま文庫) 三島 由紀夫 (著)


~紹介した「のじゃ」(女性)さんの記録~
(2016年05月21日読書会にて)

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感想いや、戯言というか単なるSEO対策の文章


いままでに、三島由紀夫の作品は、「仮面の告白」「金閣寺」を読んだことがあるぐらいで、印象としては、割腹自殺したっていう死にざまも相まって冗談とか通じないお堅い人だろうなあと思っていました。
それで、今回紹介されたこの本、紹介してくれた人が「エンタメ要素満載で楽しく読めますよ~」ってなことを言ってたんで、興味がわいたんで本当かなあと思いつつ家に帰ってAMAZONポチッで購入しました。読んでみたら、確かにそうでした。面白かったですー!!妖艶な吸血女に血を吸われるところがあるんですけど、そこなんて最高でしたね。大興奮ですよ。血を吸われたかったです。他にも秘密組織・ACSなんていうのが出てきたり、人参の暗号を解読したりとどこかB級映画っぽいというか、こんなお話も書くんだあと三島由紀夫に対して一気に親近感が湧きました。

内容(「BOOK」データベースより)
目覚めたのは病院だった、まだ生きていた。必要とも思えない命、これを売ろうと新聞広告に出したところ…。危険な目にあううちに、ふいに恐怖の念におそわれた。死にたくない―。三島の考える命とは。

この本を読んで鈴木清純監督の「殺しの烙印(1967)」という映画が思い浮かびました。

もはや理解不能なストーリー展開とひたすら懲りまくったスタイリッシュな映像でまさに清順美学が炸裂したカルト・ムービーの傑作。日活解雇の直接の原因になった作品としても知られる。飯の炊けた匂いが好きな殺し屋ナンバー3、花田は殺しの依頼を遂行し損ねて逆に組織から追われるハメになるのだったが……。(allcinemaより

何回も観てる作品で、観るたびに不思議な感覚になります。有名なシーンで、炊飯器から出る湯気を嗅ぐところなんて最高ですよね。物語となんの脈もないですし。あと、「殺しのブルース」ってのが劇中で流れるんですけど、そのカッコよさたるや。カラオケで歌いたいんですけど、この曲を入れた瞬間に友達から嫌われること間違いないので、まだ実行に至ってません。その代りに、EGO-WRAPPINの「色彩のブルース」を歌ってます。この歌は、「命売ります」のイメージにピッタリだなあって感じます。

それから、岡本喜八監督の「殺人狂時代(1967)」という作品です。

精神病院を経営する溝呂木省吾(天本英世)の元を、かつてナチスで同志だったブルッケンマイヤーが訪れる。彼の所属する秘密結社は溝呂木の組織する「大日本人口調節審議会」への仕事依頼を検討しているという。「審議会」は人口調節のために無駄と判断した人間を秘密裡に殺すことを目的としており、溝呂木は入院患者たちを殺人狂の殺し屋に仕立て上げていたのだ。(wikipediaより引用

岡本喜八監督といえば、これは有名な話ですけど、エヴァのというより、いまだったらシン・ゴジラの庵野秀明監督が影響を受けたと言われている監督のうちの一人です。なので、岡本喜八監督の作品を観てると、エヴァのあのカット割りだあなんて楽しみがあります。

あと、もう一つ思い浮かんだものがあるんですけど、それは「ルパン三世」です。ルパン三世は今まで何度かアニメ化されてるんですけど、その中でも、1971年~1972年にかけて放送された第1シリーズのルパンです。

この第1シリーズは大人向けとして制作され結構シリアスな内容なんですね。(それから、原作の漫画のルパン三世は1967年に連載されていて第1シリーズのアニメよりもシリアスな内容)

ちなみに、先ほど紹介した「殺しの烙印」と「殺人狂時代」はルパンに影響を与えた映画だといわれています。(「殺しの烙印」の脚本は、何人かで書かれているんですけど、そのなかで、大和屋竺というかたはルパンのアニメ脚本も何作か担当してます)

そういえばと思い、「命売ります」と「殺しの烙印」「殺人狂時代」どっちが先に作られたか調べてみたら、なんと「殺しの烙印」「殺人狂時代」のほうがさきでした。(「命売ります」が1968年で、「殺しの烙印」「殺人狂時代」が1967年)

三島由紀夫はかなりの映画好きで、映画評論の本なんかもだしているので、「命売ります」は、「殺しの烙印」とか「殺人狂時代」に影響を受けたのかなあなんて思いました。

Owari ٩꒰。•◡•。꒱۶

本の行方


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