「春の庭」柴崎 友香 (著)


~紹介した「ヤマダ」さん(女性)の記録~
(2015年6月27日読書会にて)
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ヤマダ

主催者の感想というか勝手な妄想


うらにわにはにわにわとりがはにわにたいににあわないかたちでつながれていた。(裏庭には、二羽ニワトリが、埴輪2体に似合わないかたちで繋がれていた)

冒頭からなにを書いているのかというと、この本のタイトル「春の庭」からまっさきに考えついたこと。”庭”という単語からのくだらない早口言葉。ちなみに「埴輪2体に~」の部分は僕が考えたオリジナルである。なんて、ドヤ顔で文章を打ってみたが、こんなことしか思いついていない現実から、いかに僕の知的レベルが低いかということがお分かり頂けただろう。

とにかく、「春の庭」について、またこの本の著者、柴崎 友香さんのことについては全く知らないからこんなことしか書けないのである。

困ったときは、とりあえずこの本についてググって内容を引用するしかない。

第151回芥川賞受賞作。
行定勲監督によって映画化された『きょうのできごと』をはじめ、なにげない日常生活の中に、同時代の気分をあざやかに切り取ってきた、実力派・柴崎友香がさらにその手法を深化させた最新作。
離婚したばかりの元美容師・太郎は、世田谷にある取り壊し寸前の古いアパートに引っ越してきた。あるとき、同じアパートに住む女が、塀を乗り越え、隣の家の敷地に侵入しようとしているのを目撃する。注意しようと呼び止めたところ、太郎は女から意外な動機を聞かされる……
「街、路地、そして人々の暮らしが匂いをもって立体的に浮かび上がってくる」(宮本輝氏)など、選考委員の絶賛を浴びたみずみずしい感覚をお楽しみください。(AMAZONより引用

最近、芥川賞をとった作品だったのか。現代作家さんなので、ネット上のいろいろなところにインタビューなどが載っているだろう。「柴崎友香 作家の読書」という検索ワードで調べてみた。「作家の読書」とつけたのは、「作家の読書道」というサイトがあるのだが、この中で取り上げられていないか知りたかったからである。そうそう、この「作家の読書道」というサイトはマジで、お勧め。

作家さんが、幼少期からいままでにかけてどのような読書をしてきたかのインタビューが掲載されている。2000年から更新されていて、東野圭吾さん、乙一さん、湊かなえさん、西加奈子さんなどなど、現時点で総勢161名ものアーカイブがある。僕なりの楽しみとしては、気になる作家さんがどんな読書体験をしてきているのかに触れて、そこで取り上げられているものを次に読むということだ。

何か作り手が存在するもの、小説はもちろん音楽でも絵画でもなんでもそうだと思うが、必ずその創作者の着想となっているような原点となる作品があるはずだ。それと出会って、またそこからさらにこの作品に影響を受けた人、与えた人を辿っていって、どこかで繋がったときはなんか嬉しい。その繋がるとは、「あっ、キミもその作品好きなの?」みたいに。そんなきっかけを与えてくれるときだ。小説から音楽に派生したり別のジャンルに飛んでいったときはより一層嬉しい。

この考えにも元ネタがある。それは、2006年にJ-WAVEラジオにて放送された”甲本ヒロトと水道橋博士”の対談の一部分だ。(以下にその部分を書き起した)

甲本ヒロト:「僕はね、ロックンロールは、ひとつの宇宙規模の部屋だと思う。で、ロックンロールの楽曲であるとか、ロックバンドであるとか、僕らに見えたり聞こえたりする鼓膜を揺らしたり、それから網膜に何か映すもの、それが心に響くもの、それはね、そこに入るための扉なんだよ。でね、みんな扉に触れるの。そりゃ、触れるよ。ラジオから流れてきたり、テレビから流れてきたり、でも開ける奴が少ないんだよ。開けて一歩入ればね、もうそこは並列で、ブッァアーンってなったときにそのときにはもうさ、初心者だろうがさなんだろうが、ミックジャガー、ジョンレノンと並列なんだよ。もう並んでんの」

水道橋博士が、この人と一緒にされたくないってのもあるんじゃないと投げかける。

甲本ヒロト:「あのね、それ厳密にいうとね、こういうことなんだよ。部屋は1つなんだよ。すんげー広いけど1つなんだよ。で、扉がいっぱいついてんの。そこにビートルズっていう扉から入ってきても、同じところに行くんだ。ローリングストーンズから入ってきても同じところに行くわけ。それぞれの扉があってさ、で俺たちはいまクロマニヨンズっていう扉としてさ、こっかから入って来たときに、中にビートルズやストーンズがいたよって言ってほしいんだよ。だけどさ、お前の開けてもここには入れねぇぜっていうヤツがいる。お前のは別の部屋っていうのもあるけど」

 

ちなみに、「作家の読書道」から柴崎友香さんを調べてみると、小学生のときは

水曜日に『Dr.スランプ』や『うる星やつら』が放送されていたので、水曜日は楽しい日(笑)

と書かれていて、俄然著者に興味が湧き、この本が読みたくなった。

 

おわり

 

本の行方


ヤマダ→→→→→トモ