「舞台」西 加奈子 (著)


 

~紹介した「みずしま」(男性)の記録~
(2015年7月26日読書会にて)

51rXq1Cz16L みずしま

主催者の感想というか勝手な妄想


ここからは、2015年7月26日に開催した本を載せていきます。いつもは、自分の紹介した本は最後に載せていますが、今回は一番最初に載せます。

さて、自分が持って行った本なのですが西加奈子さんの「舞台」という本です。

よく、深夜ラジオだとかを聞くんですがそこで西加奈子さんのことについて語られていて、どんなものなのだろうかということで買ったのがこちらの本です。

まあ、こんなラジオを聞いているんですけどね。聞くのはリアルタイムで聞くのではなくyoutubeにあがってるものやポッドキャストで配信されてたらそっちで聞いたりしているので、かなり邪道な聞き方です。すいません。

通勤のときに聞くことが多いのですが、最近はまっているのが、ランニング中に聞くことですね。

僕の家の近くに、結構大きな公園があるんですけど、その中にグラウンドがあって、そこがあまり整備されていないというかトラックが砂で出来ていて、なんというか砂漠みたいなんです。だから、その砂漠みたいなグラウンドで走りながら聞いてたんですね。

それで走っていてふと俺ってなんかマッドマックスっぽくない。なんか、砂漠みたいな感じが、あの荒廃とした雰囲気となんか似ている。みたいに思えちゃうんですよ。

みなさんもこんな、もしかして何々みたいなんて思ったりしませんか。

例えば、

「あれ、もしかして俺って人間じゃないかもしれない」とか、「あれ、なんで俺だけ檻の中にいるんだ」とか、「頭を下にさげればリンゴが貰えるぞとか」とか、いろいろあるじゃないですか。あっ、すいませんこれは、動物園に暮らすゴリラ目線の例えでした。ともかく、なんかありますよね。

自分が、マッドマックスかもしれないと感じたきっかけは、ついこの間「マッドマックス怒りのデスロード」を観たからなんですよ。みなさん、もちろん観ましたよね。

もう凄かったですね。凄いという言葉は、この映画のために作られたんじゃないかというぐらい、観ていて「スゲェー」を連発しましたね。DVDが出たら観ようかなあなんて人がいたら、そいつの耳元で「バカヤロー――」と叫んで鼓膜を破壊しに行きます。この映画は、劇場で観なきゃ駄目ですよ。

音もかなり凄いっすから。劇場でしか味わえないサウンド力というか、音の演出も凄いんです。とくに、感動したのが、ドーフ・ウォーリアですね。

gita

こいつなんですよ。火炎放射器のついた、ギターをかき鳴らしてるんです。凄くないですか?この車の後ろには太鼓を鳴らしているやつが6人ぐらいいて、楽器を鳴らすための車なんです。ただそれだけなんです。闘いにまったく関係ないんですけど、その無意味さがいいというか、もう感動ですね。

これに感動しないで、よくあるじゃないですか、彼女が病気で彼氏が云々みたいなくだらないクソみたいな映画。それで感動したとかよく平気なツラして言えるなと。「そういうことで泣いている自分って優しいでしょ?どう?」なんて、誰かにアピールするために泣いているんだろうと思いますよ。たぶんね。心から泣いていないんですよ。どうせ。アピールのために泣いてるんですよそんな奴らは。マッドマックスの世界だったらとっくに死んでますよ。

一方、ドーフ・ウォーリアをみて感動している人は、そんな下劣な感情ではなく純粋な感動ですからね。

でも、こんなことで感動するやつは頭のイカれている少数派なので、そんなやつが書く文章のことは信じないで下さい。彼女が病気で・・・・みたいなもので泣くほうが純粋です。それで泣いたほうがいいです。優しい人です。

とここまで書きましたが、今回、僕が紹介した本「舞台」の主人公もまさにそんな、ドーフ・ウォーリアを観て泣いてしまうような少数派のなにかを、”こじらせている”ようなやつなんですよね。

「生きているだけで恥ずかしい――。」自意識過剰な青年の、馬鹿馬鹿しくも切ない魂のドラマ!
29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。初めての一人旅、初めての海外に、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞在初日で盗難に遭い、無一文になってしまう。虚栄心と羞恥心に縛られた葉太は、助けを求めることすらできないまま、マンハッタンを彷徨う羽目に……。決死の街歩きを経て、葉太が目にした衝撃的な光景とは――?
思い切り笑い、最後にはきっと泣いてしまう。圧倒的な面白さで読ませる、西加奈子の新境地長編小説!(AMAZONの本の内容より

西加奈子さんが直木賞を受賞した「サラバ」もそんな感じの主人公が登場したんですけど、最終的には「それでもいいんだよ」みたいなことを言ってくれてるようで読み終えるとなんともいえない優しさにつつまれます。みなさんも何か一つぐらいあるんじゃないですか。友達には受け入れられないような趣味とか。

「どうせ、私のことなんか・・・・・」

なんて、卑屈になっていても

「イインダヨ!」「グリーンダヨ!」

と言ってくれるのがこの作品です。

最後に、マッドマックスの主題歌を載せておきます。

おわり

本の行方


みずしま→→→→→まほ

 

舞台

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サラバ! 上

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