「フランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣」著:ジェニファー・L・スコット 訳:神崎 朗子(大和書房)


A1QUEG4G-UL

 

 

「フランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣」著:ジェニファー・L・スコット 訳:神崎 朗子(大和書房)紹介してくれた方、“ぶんさん”のお話を聞いて


 

フランスといえばと聞かれたら、私だったら

・人物といえば、

“リュミエール兄弟(映画を発明した人)”、“ジャンリュック・ゴダール(映画監督)”“ロベール・ブレッソン(映画監督)”“ジダン(サッカー選手)”

・見た目や性格的なことでいえば、

“オシャレ”“プライドが高い”“英語が話せるのにあえてフランス語を使う”

などのことが思いつく。

とりわけ、“見た目や性格的なことは”、人づてに聞いた話や、映画やネットなどのメディアを通じて得た情報である。つまり、誰かを通して得たものであり、私の体験から知ったものではない。

この本では、アメリカ出身の著者がフランスに留学し貴族の末裔の家へホームステイした経験をもとにして書かれている。そこで、著者はカルチャーショックを受けたようだ。たとえば、タイトルにもなっている“服を10着しか持たない”ということ。

この本を紹介してくれたぶんさんもこの部分に感銘を受けて、読み終わった後は自分のクローゼットを開け、着ない服を処分したそうだ。

ここで、本の帯を引用しよう。

高級料理を食べて、たくさん買い物をして、あちこち旅行をしても心からの満足を感じられないあなたへ。

こう綴られている。

別に不幸ではないけど、なんか足りないということがあるだろう。普段のライフスタイルを変えることがそれを解決するヒントになるのかもしれない。

ぶんさんがあげていた、“間食をすることをやめる”というライフスタイルのチェンジ。これが何をもたらすかというと、夕食をより美味しく感じられるということだそうだ。

冷静に考えれば当たり前なことだが、中々できないのが現実だ。それを出来る勇気があれば、新しい満足を味わうことが出来るのだろう。いたってシンプルなことだ。

シンプルといえば、私が好きな映画監督であるロベール・ブレッソン(冒頭にあげた人)。この監督は、ヌーヴェルバークの連中に多大なる影響を与えたとされる人物。映画作りにおいて徹底的にシンプルを貫いた。俳優に余計な演技をさせない、しかもその俳優は全員素人を使用。無駄なシーンの排除。それらは徹底的に計画されて設計されている。観ていると美しい。

シンプルは脆さもあるので、何かを付け加え装飾し着飾りたくなるが、それをやめる勇気と行動力があれば、個性的な美がもたらされる可能性があるのだろう。

 

本の行方


 

  • ぶん→Y.T