11月14日、「この世界の片隅に」を仕事終わりに鑑賞しました。評判が高かったので、原作の漫画を映画が一般公開される前にTSUTAYAのレンタル漫画にて借りて読んでいました。
だから、映画の冒頭で「悲しくてやりきれない」が流れるんですけど、ストーリーを把握していたので、主人公のすずさんにこれから起こる出来事などを勝手に回想してその部分だけで、涙がポロリ、ポロリ・・・からのザッサーーーンでした。
自分がいいなあって思うものって誰かに紹介したくなるじゃないですか。観終わってから、この映画を紹介したくてたまらない欲求にかられてました。
ちょうどいいことに、その日の週末、日曜日に交換読書会があるわけです。そこで紹介しなくてはという使命感にかられて、原作の漫画を購入することにしました。
たしか、11月18日の金曜日、池袋のジュンク堂にて、「この世界の片隅に」の上中下、そして、アニメ公式ガイドブックなるものがあったので、思わず購入。合計約4000円ほどの出費は、今年に入って4回も結婚式があったのでなるべく節約しようとしていたなかで、かなりの痛手でした。DMMから発売される50インチのモニタも欲しいし。
でも、そんなことはいいんです。あの映画、最近話題だし観ようかなあ、でも上映している劇場少ないし面倒だし、なんて思っている人が”この世界の片隅に”どれほどいるだろうか。そんな人が観るきっかけになればそれでいいんですよ!!素晴らしい作品ですからね。
なんてカッコつけて書いてみましたが、中学生のころに、某アイドルがAVに出演したなんてDVDを友達から借りて、またそれを違う友達に「おまえ、これ知ってるか!?すげぇぜ!!!」なんて動機と一緒です。
こんな本もあるんだぜなんて紹介したい欲求、読んでもらいたい欲求、そして読んでもらったあと面白かったよっていう肯定的な感想を聞きたい欲求、この3大欲求で、交換読書会をやり続けているわけです。
とはいうものの、飽きっぽい性格なんですよ。
どのぐらい飽きっぽいかというと、小学校1年生の頃に、仲の良かった友達が、剣道をやり始めて、やりたくなった僕は親に頼み込んで、やってもいいとのお許しを頂きました。剣道なんで防具を買い揃える必要があったので、買い揃えました。それから1週間後、どうしても行きたくなくなり泣き叫んで暴れまわり、最終的には満月を観てゴリラ化してありとあらゆるものを破壊して、尻尾を切られて剣道をやめました。ってなぐらい、飽きっぽいんです。
だから、そろそろ新たな試みをと考えているのですが、一つ思いついたのが、本屋で交換したい本を選び購入したのちに交換読書会を行うというものです。紹介者が読み終えた本(中古)でももちろん大丈夫なんですが、新品をわざわざ購入して参加してくれる人も多いです。それならば、と思ったわけですよ。具体的な流れはこんな感じです。
本屋さんでも様々なイベントをやっていますが、自分の好きな本を買ってもらってというようなものはない気がします。司会進行が5人いれば、1グループ8人として、全部で40人。つまりは、1回イベントをやるごとに40冊売れるわけです。さらに、会終了後気になる本を購入する人がいれば、さらに売れるでしょう。
どうですが、このイベント。よだれが出ますよね。ぐへへへっ。
と書いてみましたが、実は某○○山の本屋さんに、こんな企画どうでしょうか?ってメールをしてみたんですね。
そしたら、懇切丁寧な返信があり、そういった小規模な団体のイベント開催は無理だという内容。まあ、そりゃそうでしょうね。
利益をあげることを目的としているわけではないので、店の許可を取らずにやってもいいよなあなんて考えてます。最終的には、マッドマックスのウォーボーイズのような戦闘集団ならぬ交換読書集団が、全国各地の本屋さんにて交換読書会を勝手に行う、武闘派の集まりになればなあなんて。これは嘘です。すいません。まあいろいろ模索中です。
さてさて、今回紹介された本について書きます。
なんと2グループで行いました。当初は、通常通り8名ほどで開催予定だったんですが、すぐに満員になってしまい、さらにキャンセル待ちもいつもの倍以上いたので、2グループに分けて行いました。
自分が司会のグループと、よく交換読書会に参加してくれる人が今回も参加とのことだったので、その常連さんにもう一方をお願いしました。ありがとう常連さん。
総勢で、男性3名(うち主催者1名)、女性11名の計14名(初参加、2名)でした。
改めましてありがとうございました。
紹介され交換された本は以下の通りです。
みずしま司会のグループで紹介された本
「この世界の片隅に 上」(アクションコミックス) こうの史代(著)
「レインツリーの国」 (角川文庫)有川浩(著)
「インド夜想曲」 (白水社) アントニオ タブッキ(著), Antonio Tabucchi(原著), 須賀敦子(翻訳)
「ばんば憑き」 (新人物往来社) 宮部みゆき(著)
「無名仮名人名簿」 (文春文庫) 向田邦子(著)
「タルト・タタンの夢」 (創元推理文庫)近藤史恵(著)
「ジ エンド オブ ザ ワールド」 (ポプラ文庫) 那須正幹(著)
常連さん司会のグループで紹介された本
「銀河ヒッチハイク・ガイド」(河出文庫) ダグラス・アダムス (著), 安原和見(翻訳)
「Q&A」(幻冬舎文庫)恩田陸 (著)
「風のマジム」(講談社文庫) 原田マハ(著)
「火星の人(上・下)」 (ハヤカワ文庫SF)アンディ・ウィアー(著), 小野田和子(翻訳)
「窓から逃げた100歳老人」(西村書店)Jonas Jonasson (原著), ヨナス ヨナソン (翻訳), 柳瀬尚紀(翻訳)
「春琴抄」(新潮文庫) 谷崎 潤一郎 (著)
「ちょっと今から仕事やめてくる」(メディアワークス文庫) 北川恵海(著)
次回の日程ですが、まだ未定です。
12月に1回ぐらい出来たらなあと思ってますが、「この世界の片隅に」をあと2回は観なくちゃという予定が入ってるので来年になってしまうかもしれませんが・・・・・。
こちらでも決まり次第情報は流すので気になる方はよろしくお願いします。